コロナウィルス対策として、現在、授業は完全オンラインで対応しております。コロナウィルスの鎮圧までオンラインで授業は行われることになりますが、こうした対策が学生の健康と福祉の為に重要であると考えております。
授業のオンライン化に伴い、入校希望者への説明会もオンラインでのみ受付をおこなっています。入校をご検討の方には、オンラインでの面接をセッティングしますので、ぜひ以下のメールアドレスまでお申込下さい。
オンライン説明会申し込み先:info@gmc-bs.com
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経営大学院の修了者に与えられる代表的学位の略称である「MBA」。日本語では、経営管理学修士、経営学修士など正誤を含め様々な形で翻訳されているが、果たして現在の「MBA」はビジネスエリートの登竜門であり得るのか。国際ビジネス高等教育コンサルタントで当校プログラム ディレクターの喜多が説明しています。
M&A専門誌マール 2018年1月記事
経営大学院の修了者に与えられる代表的学位である「MBA」。日本語では、経営管理学修士、経営学修士(これは誤訳)と呼ばれているが、果たして現在の「MBA」は、ビジネスエリートの登竜門であり得るのか。取得して当然の自動車免許のごとくか?国際ビジネス高等教育コンサルタントの喜多元宏氏に話を伺いながら、今一度、日本国内のMBA事情について整理し、正しく把握しておきたい。
MBAを取得していなければ何もはじまらない
―― まずは、改めまして“MBAの必要性”みたいな、基礎的なお話からお聞かせいただけますか。
「昨今、『MBAを持っていないと戦略の部隊に入れない』『会議にすら参加できない』という声が聞かれるようになりました。もちろん、これは遠い海外企業の話ではなく、日本の企業で実際に起きている実話です。
その背景には、グローバルな事業再編というビジネストレンドがあります。日本企業にも、どんどん外資の血が入ってきて、“いつの間にか上司が外国人になっていた”なんてことは日常的にあります。ビジネスの世界では、MBAは経営管理学の共通言語のひとつですから、冒頭に述べたように、この学位を持っていない人は、極端な話、外国人が上司になった途端に、会議に呼ばれなくなるという話です」
―― なるほど。かなり恐ろしい話ですね。
「こんな話もありました。外資の製薬会社に勤めていた人が所属していたマーケティング部門が突然、解体となってしまった。グローバル戦略に舵を切ることになったために、国内だけを見ていた旧態依然としたマーケティングが不要になったのでしょう。
その時に、MBAを持っている人はスムーズに転職ができたけれども、持っていなかった人は苦戦したと。これらのエピソードは脅しでもなんでもなく、実際にあった話ですからね。危機感を感じている人も多くいらっしゃるとは思います」
―― それだけMBAというものが、国際化の中で浸透し、ビジネスパーソンの価値を判断する、ひとつの物差しになっているということですね。
「そういった側面は確かにありますが、勘違いしてほしくないのは、MBAは単なる自己アピールの材料のひとつではないということ。MBAを取得するための勉強は、ビジネスマンとしてのすそ野と視野を広げる絶好の機会といえます。これだけ変化の激しい時代ですから、すそ野がしっかり広がっていなければ、強風にさらされて、いとも簡単に倒れてしまいます。しかも必須の自動車免許です。
すそ野を広げるためには、癖として身についてしまっている日本特有の暗記知識学習からの脱却が必要です。絶対正解があって、そこを目指すための学習が主流となっている資格試験型の勉強が身に染みているのでしょう。
MBAの学習はまったくその逆で、答えなど最初からありません。理論を組み立てながら、立体的に論理を構築してソリューションを導き出す学習法を採用しています。従来の知識学習では、“張りぼて”の知識しか蓄積できず、すそ野も広がっていかないので、すぐに倒れてしまうのです。
しかも悪いことに、日本人には社会人になった途端に勉強をしなくなる傾向があります。25歳以上で大学で学習している比率はOECD加盟国の中ではもっとも低く加盟国平均が20%を超える中、日本はわずか1.7%という数字ですから、本当に情けない。そこにグローバルという黒船がやってきたのですからたまったものではありません。それ相当の学習をしていなければ、会議に呼んでもらえるわけがないのです。
もちろん、この状況に早くから気が付いているビジネスパーソンは沢山いるし、MBA取得に対する意識も徐々に高まってきましたが、しかし、いくつかのハードルがあるせいか、なかなかポピュラーにはなりきれていません。しかも、そのハードルというのは、実は日本人の勘違いによって勝手に作られたハードルだということに気づいていない人が多い」
第三者機関による品質保証がないMBAの価値
―― どのようなハードルがあるのでしょうか。
「もっとも顕著な形で目の前に立ちはだかっているのは金銭的なハードルでしょう。MBAと言えば留学が必要で、家族がいたらそんな金銭的余裕はない。だから、取得なんかできないという。そういった大きな勘違いがあります。
実は、MBAの本場であるイギリスでは、何十年も前からプログラムの輸出を実施していて、今では世界で70万人もの人が現地に行かずにイギリスの高等教育のカリキュラムを履修している状況にあります。
もっとも割合が大きいのはマレーシアで7万4000人が履修。次いで中国が7万人で、約一割を占めています。他にも香港、シンガポールでもイギリス流の教育を受けることができます。世界の大学から香港には1100の教育プログラムが輸入され、その半数はイギリスからです。強かなはずです。
もちろん日本でも可能ですが、それを知る日本人が非常に少ないため、当然、他国に比べて、圧倒的に履修者が少なくなっています。
もうひとつ、日本のビジネスマンが大きく勘違いしているというか、知られていないことは、MBAには第三者機関による品質保証及び認証制度があるという事実です。イギリスには「QAA」(品質保証)、世界的には「AACSB」(認証機関)があり、そこに準拠する機関とプログラムがあるということです。日本の文科省はMBAには無関係(これは入れば入れてください文字が越えれば削除でも可)
すなわち、第三者機関の認証及び品質保証がないMBAは国際的どころかアジアでも通用しないし、むしろ国際舞台に立ったときに恥をかいてしまう可能性もあります。
ちなみに日本の大学では、慶應義塾大学、名古屋商科大学、立命館アジア太平洋大学、国際大学の4校のみが、第三者機関による認証を取得。こういった実態が広く周知されていない日本は、他国に比べて“MBA後進国”と言わざるをえず、せっかく志高く、お金と時間を費やして学習しても、それが無駄になってしまう可能性があるということは認識すべきでしょう」
人間としての“総合力“を養う場
―― 日本には大学以外にも多くのビジネススクールが存在していますが、そのような教育機関においては、どのような状況となっているのでしょう。
「私たち、株式会社エグゼクティブ・ジャパンが運営するグローバルマネジメントカレッジのMBAコースは、イギリス「Ofqual」(公的資格監査機関)認証のPGDを日本で取得後に英国大学院へ遠隔留学するTopUpを採用しています。留学費用をかけず、日本にいながらにして、イギリス式講義を受講できます。開講日は毎週土曜日のみ、ひとつの科目で月に3回実施し、8科目を履修後、イギリスの大学院へ遠隔入学しMBAが取得できます。海外のMBAコース取得には経済的学費です。
理解度を高めるために授業は日本語で行い、課題はイギリス式の英文で提出。論文を書かせるイギリスの学位は世界中に通用しますが、他にもスイス、ポーランド、マレーシア、イギリスの経営博士コースも用意しているので、内容や費用に合わせてセレクトできます。海外大学院の学位を複数取得できる日本唯一の教育機関となっています。上級管理職はMBAではなく経営博士の時代でもあります
当校には現在、24歳~56歳、ビジネスマンから医師までと、様々な年齢の様々な立場の社会人が学びの場を求めてやってきますが、この多様性こそがまさにMBAの真骨頂で、メンバーが互いに議論を深めながら視野を広めていきます。
MBAは目の前の仕事や出世のためだけに必要なのではなく、新しい自分を発見する旅でもあり、人間としての総合力を養う場でもあります。だから年齢はまったく関係ありません。国際標準のビジネスマインドを身に着けるのには、いつから始めても良いでしょう。まずは、一度、話を聞きにきていただければと思います」
■きた・もとひろ
株式会社エグゼクティブ・ジャパン 代表取締役 / 英国大学MBA・DBA学位取得総合教育プロバイダー 代表 / GMC Business School 代表
1977年、早稲田大学を卒業後、住宅資材関連商社に入社。海外事業責任者として世界40カ国で国際ビジネスを経験。嘗て、中東湾岸戦争直前にイラクのダム建設現場での住宅建設に関わる。1993年、フランス・グランゼコール国立ポンゼショセ校国際経営大学院で国際MBAを取得。帰国後、欧州系企業の本部長、社長を歴任。2002年、英国国立ウェールズ大学と交渉、MBAジャパンプログラムを創案、導入、東京で開講。初代プログラムディレクターとなり、2006年に退任。その後、欧州委員会で欧州ビジネスマンに日本における製造・流通・投資についての教育ミッションを担当する。DBA(経営博士・スイス),MBA(フランス),東大修士(教育)、工学(修士)
外資系IT企業 勤務
MPC 一般社団法人MBA推進協議会 代表理事
土屋秀登さん
Q1 バックグラウンド
私がこのアングリアラスキンMBAコースに入学したのは2016年10月、ちょうど30才の時でした。アングリアラスキン大学へTopupしたのが2017年6月、合格通知が来たのが2018年3月でしたので在学していた期間は約18ヶ月です。
現在は外資系IT企業にて、新規クライアント担当としてクライアントの抱えるIT課題を解決するための企画立案や提案活動に従事しています。
Q2 なぜMBA取得を検討したのか?
既にアジア系外資メーカー2社にて勤務経験があり、2016年に転職した外資系メーカーの日本法人社長がMBAホルダーだった影響で、海外本社のマネジメントレベルと共通言語で会話するためにはMBAが必要だと感じるようになりMBAを検討するようになりました。
外資系日本支社という組織内で発生する様々な問題のボトルネックを特定し、利害関係を把握しながらその組織課題を解決するためにプランニングから実行段階まで立案するためには、MBAのような包括的な経営知識の習得が必要でした。
Q3 なぜアングリアラスキンMBAを選んだのか?
海外でも学位が評価され価値が担保されたパートタイムMBAを検討する中で、アングリアラスキン大学MBAを選びました。
アングリアラスキン大学はTimes Higher Educationでも世界大学ランキングで350位以内の上位校なので、卒業後のMBA品質担保と対外的な説明が簡単だと考えました。
イギリスMBAを検討する上でオンラインのみなどの他のプログラムも候補に挙がりましたが、イングランド拠点の大学の方が他エリアと比較して学生の数が多いと思ったので、アングリアラスキン大学にすることにしました。
Q4 MBAのクラスはどうだったか?
このプログラムは2つのカリキュラムに分かれていて、Topup前の日本での授業とTopup後のアングリアラスキン大学とのオンライン学習があります。
Topup前の毎週土曜に開講される授業では、ディスカッション形式のクラスを行った後で英語でアサインメントを作成します。
業界も世代も異なるクラスメイトの中で議論をすることにより、普段の仕事では身に付けることのできない交渉力やプレゼンスキルが鍛えられたと思います。
Topup後はチューターとのオンライン学習になり、論文形式の課題を作成します。
課題の主張に対する論理構成や展開方法などを海外の論文形式に沿って徹底的に指導されるので、ビジネスにおいてのプレゼンの組み立て方などで非常に参考になりました。
総合すると日本語と英語のブレンドなので授業などのインプットは日本語で、アサインメントなどのアウトプットは英語で行うことにより国内と海外で通用するスキルを身に付けることができたと思います。
Q5 MBAを取得して何が変わったか?
このMBAを卒業して、アジア系外資メーカーからアメリカ系IT企業へ転職することできました。ポジションとしては同じ新規クライアント担当になりますが、クライアント課題の特定と解決フロー作成・提案実行までがMBA取得前と比較して格段にレベルアップしたと感じています。
また海外MBA取得をlinked inプロフィールに追加した結果、海外リクルーターからのオファーも増えました。
MBAの価値が将来的に低くなることは考えにくいので、三十代前半で海外MBAが取得できたことは今後のキャリアにおいて非常に有益だと実感しています。
外資系製薬企業 ビジネスコンサルタント マネージャー
城戸崎祐馬さん
2018年7月 Anglia Ruskin University MBA取得
Q1.現在の業務を教えてください
医療機関に対する経営コンサルティングを行っています。戦略立案・マーケティング・HRM・データ分析等が主体業務となります。
Q2.MBAを取得しようとした動機は?
ビジネスフレームの基礎学習は自分でも行っていましたが、独学での限界を感じたため。また、他業種の方々との交流と議論を行いたかったためです。
Q3.なぜARUか?
製薬企業の人間ですので、承認品(品質・効果保証)ということに人一倍拘りがあります。その為、取得する以上は国際的に通用するMBAであることは必須条件でした。そして働きながら通学ができること、2年間かける必要がないこと。この3つの理由からARUコースを選択しました。
Q4. MBA通学中の思い出は?
ExeJapanのスタイルとして華美な装飾を一切排していることにまず驚きました。わかりやすく言うと、学習空間は雑多な教室に机と椅子が並べられているだけです。最初は戸惑いましたが、確かに座学やディベートに派手さは不要なのでストイックな環境で学問に集中することができました。学習の流れとしては、東京都内で講義を受け、複数のアサインメントを完了し、英国にTopUpするのですが、そこからが大変苦労しました。TutorやSuper Visorと英語での意思疎通は勿論ですが、論文Passまで自主的に情報を取りにかからないと周りに置いて行かれる環境でした。聞いてこない相手に対してリマインドやルールを丁寧に説明してくれるという文化がなかったのです。情報弱者は課題提出の存在すら知らないという状況でした。他のビジネススクールに通ったわけではないのでハッキリとはいえませんが、ここまで情報収集を徹底されることはARUならではと思います。
Q5. MBA取得後について
偶然ですが、最終論文をPassしたタイミングで社内昇格しました。今まで以上に責任を負う立場になりましたが、経営の基礎を学んだという自負があり、プレッシャーはありませんでした。MBAを習得したことで精神的な余裕が少しでてきたのかもしれません。
ただ、ここで勘違いしてはいけないのが、知識を得ることがゴールではなく、得た知識をどうビジネス現場で活かすかが重要ということです。どれだけロジカルな回答を出しても現場で反感を買えばそれは正答ではないということになります。確固たる軸をもち、柔軟に対応していく。なんちゃってMBAホルダーになるか、そうでないかの差はこの意識にかかっていると思い、これからも自分を戒めたいと思います。
MBA取得のデメリットも伝えておきます。ロジカルなミーティングが出来ない時、激しくストレスを感じるようになることです(笑)。論理を積み重ねて物事を考える癖がついたので、感覚や感想だけで議論が進むことを不毛の極みに感じます。
色々あげましたが、MBAは純粋に学問として楽しい。選択する理由はそれだけでいいと思います。結果としてそれがビジネスの現場で活かせれれば最高ではないでしょうか。